スタッフ紹介
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次世代医療開発学分野
教授
神谷 武(Takeshi Kamiya, MD, PhD)
専門分野:消化器内科学、臨床薬理学、レギュラトリーサイエンス
消化器内科学の中で特に機能性消化管疾患(胃食道逆流症、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群、慢性便秘症 等)を臨床の中心とし、その病態生理である消化管運動機能、内臓知覚の基礎研究と、新規治療法の開発を目指しています。また各種内科疾患を対象に、適切な研究デザイン・評価指標の設定など臨床研究の方法論をはじめとしたレギュラトリーサイエンスにも取り組んでいます。
次世代医療開発学分野
准教授
間辺 利江(Toshie Manabe, Ph.D., M.P.H.)
専門は臨床疫学、社会医学、公衆衛生学、国際保健、臨床研究方法論など。
日本は勿論、ベトナムやメキシコなど、国内外の共同研究者らと共に、新興・再興感染症を中心課題とした地域住民調査から、高度医療施設での重症患者の治療方法の検討まで、包括的に研究やプロジェクト活動を行っています。COVID-19に関しては、人々の感染回避行動の意思決定を支援するスマートフォン向けアプリの開発や基盤の構築、感染の流行予測や流行監視モデルの開発などを行っています。
また最近では、臨床疫学研究の企画段階から論文発表まで、トータル支援システムの開発にも力を入れています。
次世代医療開発学分野、
臨床研究開発支援センター 准教授
福田 英克(Hidekatsu Fukuta, MD, PhD)
専門分野:循環器内科学、心機能・心不全学、レギュラトリーサイエンス
心不全、特に左室駆出率が保持された心不全(heart failure with preserved ejection fraction: HFpEF)の心臓超音波検査や心臓カテーテル検査等の臨床データを解析することによりHFpEFの病態を解明し、その発症予防と治療法の確立を目指しています。さらに、医薬品医療機器総合機構(PMDA)審査部における業務経験を活かし、医薬品等の承認審査基準の明確化を目的とした次世代医療評価指標の作成、代替エンドポイントの妥当性の評価、承認審査の遅延の要因探索など、新規医療を迅速に医療現場に提供することを目指した研究にも取り組んでいます。
次世代医療開発学分野、
臨床研究開発支援センター特任准教授
橋本 大哉(Hiroya Hashimoto, PhD)
専門分野:臨床試験デザイン、生存時間解析
患者数が少ない疾患領域において臨床試験が効率的に実施できるようなデザインの研究や生存時間解析においてサンプルサイズが小さい場合でも妥当な検定や推定の結果が得られる解析方法の研究を行っています。また、実務試験統計家として日本計量生物学会から認定を受けており、学内外の研究者に対して研究デザインや統計解析などに関するコンサルテーションや支援を行っています。
次世代医療開発学分野
研究員
神林 弾(Dan Kambayashi, Ph.D.)
普段は、昭和薬科大学にて実務家教員として勤務をしていますが、オンライン会議なども効果的に使いながら、本分野の間辺准教授と共に共同研究を行っております。研究は、薬剤師や介護従事者等を対象としたCOVID-19に関連する横断研究やCOVID-19の疾病集積性を検討する空間疫学研究、感染の発生と重症化に影響する社会経済的リスク要因の解明研究など、新興感染症に関わる様々な疫学研究を展開しています。
現在、分野内外の研究員、大学院生、教員らと共に、月1回の頻度で“Research conference”を行っています。本カンファランスでは参加者それぞれが行っている研究の報告や相談、意見交換、研究助成獲得のためのレクチャーなどがあり、今後の研究展開に役立つ有益なアドバイスや激励を、参加メンバーから得ることができます。おかげさまで、国際誌からの論文発表や研究助成を獲得することができました。
私たちと一緒に研究を進めていく仲間を、心よりお待ちしております。
次世代医療開発学分野
研究員
景山 大輝(Hiroki Kageyama, MS)
普段は電池材料製造の会社で研究開発を行いながら、間辺准教授と共に共同研究に加わらせていただきました。
専門分野は材料の微小表面分析・材料工学ですが、現在、臨床データの解析を行いながら統計解析方法について学んでいます。企業での業務経験を活かした研究テーマに取り組んでいけたらと考えております。
次世代医療開発学分野
研究員
大長 純子(Sumiko Daicho)
これまで、眼科専門病院や、眼科領域の調剤薬局で、薬剤師として長きに渡って臨床に携わってきました。本経験を活かし、この間得たリサーチクエスチョンを探求すべく、研究者として歩き出したばかりです。次世代医療開発学分野の教員、研究員、大学院生達のご専門分野は多岐にわたっています。私も、先生方にご教示頂きながら、多角的かつ包括的視点での研究を学び、実行したいと思います。主たる研究テーマである『眼科疾患の患者への、処方先医療機関―薬局―患者宅をシームレスに結ぶ医療提供』の実現に向け、一歩ずつ取り組んでおります。
大学院医学研究科 修士課程
金澤 由紀子(Yukiko Kanazawa)
普段は名古屋市立医学部附属西部医療センターにて助産師として勤務しています。最近は胎動の研究を行い、その研究から得られた結果を元に、胎動のハンドブックを作成することができました。今後も臨床で働いている経験を活かしながら、より良い質の高いケアの提供を目指し、周産期医療におけるさまざまな研究に取り組んでいこうと思っています。
大学院医学研究科 博士課程
松岡 珠実 (Tamami Matsuoka, Ph.D.)
これまでの助産師における臨床経験、養護教諭、保健師経験を活かし、生涯を健康面から支えることをテーマとした、ライフステージの変化に応じた病態と心理社会的要因に関する研究に取り組んでいます。
更に、COVID-19関連では、他の研究メンバーと協力してさまざまな疫学研究の可視化したデータの活用から、withコロナに向けた医療対応への還元を目指した研究も実施しています。
広く、そして様々な視点から、人々の健康社会に貢献出来る研究を行っていきたいと思っております。
次世代医療開発学分野 研究員
森 啓悟 (Keigo Mori)
センサ&IoTコンソーシアム アドバイザ(https://sensoriot.jp/)
私はベンチャー企業のCEOとして、医療・製薬業界向けアプリケーション・デバイス開発に20年以上携わってきました。
これまで企業人として、医療従事者や研究者と協力し、新しい医療機器の臨床試験や医薬品開発に役立つアプリケーション・デバイスの共同研究を行い、大学や研究機関への研究支援を行ってきました。
2024年からは名古屋市立大学で、神谷教授と間辺准教授の指導のもと、次世代医療開発分野の研究員として活動を開始しました。
研究者と起業家は従来、別の世界とされてきましたが、近年その境界線が曖昧になってきています。
私は研究者としてだけでなく、起業家としても活動しており、専門知識と起業家精神を組み合わせて、革新的なアイデアを現実にし、社会に大きな影響を与えることが可能であると考えています。
主たる研究テーマは、「Femtech」「小児希少疾患」「児童虐待の早期発見・早期支援のためのAI技術の開発」です。
研究成果を社会に還元する視点を持ち、これまでの経験を活かし、研究者としての知識と起業家精神を統合して、社会に大きなインパクトを与える研究活動に取り組んでいきます。