Introduction
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名古屋市立大学大学院次世代医療開発学のホームページを閲覧いただき、ありがとうございます。当分野を担当しております神谷 武です。本ホームページをご覧の皆様に、改めてご挨拶申し上げます。
次世代医療開発学は2015年7月に医学研究科に新設された新しい分野です。解剖学、生理学等の基礎医学や、内科、外科等に代表される臨床医学の分野とは異なり、既存の各分野と横断的に協同し、次世代に向けた新規医療の開発を目指していく分野です。
このため当分野は多彩なバックグラウンドを有するスタッフから構成されています。私自身は消化器内科医ですが、他には循環器内科医、薬剤師、臨床検査技師、助産師、生物統計家が所属しており、各々がそれぞれ専門性を生かして業務に取り組んでいます。
当分野で行っている研究テーマとしては、①機能性消化管疾患の病態、疫学および新規治療法の開発 ②臨床研究方法論・教育論と治療評価法に関する研究 ③内臓知覚に関する基礎的研究 ④消化器・循環器疾患における大規模データベース研究 ⑤心不全の病態解明と治療開発 ⑥数理モデルやシミュレーションを活用した新興感染症に関する研究 ⑦肺炎及びARDS(重症呼吸窮迫症候群)の予防・治療に関する国際共同研究 ⑧疾病の発生と重症化に影響する社会経済的拝啓についての研究 などがあげられ、種々の専門性を有したスタッフが各自の特徴を生かして研究活動に取り組み、業績をあげています。この多様性と自由な雰囲気が当分野の特徴でもあります。
また当分野は、附属病院の臨床研究開発支援センターとリンクして、臨床研究の活性化による新しい医療の創出というミッションを担っています。臨床研究は、疾病の原因、病態の解明、治療方法の改善・新規治療の開発等を目的として患者さんを対象に行われる研究で、新規医薬品・医療機器・医療手技の開発に欠かせないものです。当分野のスタッフは自らの研究とあわせ、本学で行われる臨床研究の支援を行い、本学における臨床研究の推進・活性化に貢献しています。あわせて長期的視野に立ち、次世代の新規医療を開拓する人材を育成するための取り組みを行っています。
そしてこれらの医学研究の成果を一日でも早く患者さんのもとに届けられ、社会に貢献できるよう努力してまいりますので、御指導・御支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
教授 神谷 武
名古屋市立大学大学院医学研究科次世代医療開発学 教授
名古屋市立大学病院臨床研究開発支援センター センター長
昭和61年 | 名古屋市立大学医学部 卒業 名古屋市立大学病院臨床研修医 |
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昭和62年 | 名古屋市立大学大学院医学研究科 入学 岐阜県立多治見病院消化器科 臨床研修(1年半) |
平成5年 | 名古屋市立大学医学部第三内科助手 |
平成11年 | 名古屋市立大学医学部第三内科医局長(3年) |
平成15年 | McMaster大学Health Science Center (Canada) 留学(1年半) |
平成17年 | 名古屋市立大学大学院臨床病態内科学 学内講師 |
平成19年 | 名古屋市立大学大学院消化器・代謝内科学 講師 |
平成23年 | 同 准教授 |
平成25年 | (独)医薬品医療機器総合機構 出向(2年) |
平成27年 | 名古屋市立大学病院臨床研究開発支援センター センター長 名古屋市立大学大学院次世代医療開発学 教授 |
消化器内科学、臨床薬理学
研究分野として機能性消化管疾患(胃食道逆流症、機能性ディスペプシア、
過敏性腸症候群、慢性便秘症 等) 消化管運動機能、内臓知覚の基礎研究、
プロバイオテイックス、自律神経機能、臨床研究方法論、臨床薬理学、
レギュラトリーサイエンス
日本内科学会 指導医、認定医、東海支部評議員、
日本消化器病学会 指導医、専門医、財団評議員、
日本平滑筋学会 理事
日本神経消化器病学会 監事
日本心身医学会 心療内科専門医、代議員、中部支部評議員
日本消化管学会 胃腸病専門医、代議員
日本臨床薬理学会 指導医。
日本消化器内視鏡学会
米国消化器病学会 等
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